まず双方が確認した注文書または契約に、製品注文総額、各回の金額、支払発生条件、証拠書類、支払期限、受取方法を記載し、それぞれの予定支払いを資金計画に入れます。サンプル承認、検品完了、商品の出荷許可、実際の出荷は別々の出来事です。それぞれが支払いの条件になるか、誰が確認し、条件未達時にどうするかは具体的な合意によります。供給者の写真を必ず合格した検品とみなしたり、支払いを出荷済みの証明とみなしたりしないでください。
本記事はニット大口注文を手配するブランド、調達、財務チームが、協議した分割払いを記録・実行するためのものです。共通の比率を定めるものでも、WTBF の支払方針を示すものでもありません。支払い段階だけで所有権、危険移転、契約違反の責任、輸入手続きが自動的に決まるわけではなく、契約、適用規則、実際の手配に従って個別に確認します。
支払いの範囲と引渡しの証拠を分ける
同じ版の注文資料に、品番、各型・各色・各サイズの数量、単価、通貨、合意総額、サンプルと包装の版、含むサービスと含まないサービスを記録します。支払表の総額にサンプル費、輸送、検品、関税、その他費用が含まれるかを先に明確にし、別払い項目の二重計上を防ぎます。買い手が承認した変更は調整額、対象ロット、発効日を残し、未承認の追加項目を確認済み総額に直接加えないでください。
米国国際貿易局のプロフォーマインボイスの説明は、単価、総額、貿易条件、支払条件、予定出荷日を提示すべき情報として挙げています。プロフォーマインボイスは見積内容の連絡に役立ちますが、調達担当は双方が最終確認した注文書や契約、後の変更、適用される支払手配も確認する必要があります。この書類だけでは貨物の状態確認の代わりになりません。
各回について、契約上いつ支払義務が生じるか、出来事を確認する証拠とそれを審査する権限者は誰か、買い手口座からの出金と受取人への着金はいつ見込むか、という三点を分けます。支払期限、買い手の送金開始日、売り手の実際の着金日は、特に銀行処理や祝日を挟むと異なることがあります。時間は銀行と双方が実情に応じて確認し、本記事では固定日数を仮定しません。
各段階の確認可能な条件を決める
次の表は協議用のひな型であり、WTBF 推奨の比率や必須の順序ではありません。注文、リスク、決済方法に応じて双方が別途協議できます。同じ書類がある判断を支えても、別の判断の完了を自動的に証明するわけではありません。
| 段階 | 協議可能な条件と証拠 | 支払前に確認すること |
|---|---|---|
| 注文確認 | 双方による注文版、金額、合意した前払条件の確認 | 型、数量、受取人、請求書が一致するか。前払金の用途と期限は何か |
| 量産前サンプル承認 | 権限者が指定サンプル番号、仕様版、残課題について書面で決定 | 完全承認、条件付き承認、拒否のどれか。未解決事項があって次に進めるか |
| 量産検品 | 合意範囲の検品報告、数量、結果と例外処理の決定 | 今回の支払い対象ロットを検品したか。再検品、手直し、費用を誰が確認するか |
| 出荷準備と支払い | 契約に従う出荷可能数量、包装、支払額の確認と支払い・出荷許可の順序 | 売り手への着金後に許可するのか、別条件か。対象貨物は特定済みか |
| 実際の出荷または引渡し | 合意した運送人への引渡記録、運送書類またはその他の証拠 | 書類は注文、ロット、数量に一致するか。この出来事は倉庫到着、受入れ、残金と同じ条件か |
例えば報告書に是正項目があっても自動的に合格または不合格とはなりません。合意した基準と権限の手順に従い、双方で対応を決めます。異議、追加資料、手直し、再検品の連絡先と次の段階を明記し、一方が承認済みと思い、他方が結果を待つ事態を防ぎます。支払責任と紛争処理はこの表から推測せず、双方が確認した文書に従います。
支払方法と分割段階は別の概念
分割は金額を時期や出来事に結び付けることです。一方、銀行送金、信用状、荷為替手形の取立てなどは支払いや書類取扱いの仕組みが異なります。組み合わせの可否と費用負担は銀行と取引相手に確認します。米国国際貿易局の前払いの説明によると、出荷前に全額または相当部分を受け取ることができますが、買い手の資金繰りには必ずしも有利ではありません。具体的なリスク配分は契約や支払方法にも左右され、前払いは品質や納期を自動的に保証しません。
荷為替取立てについて、同局の説明は、銀行は指示に従い支払いまたは引受けと引き換えに書類を渡すものの、書類の正確性を検証せず、支払いも保証しないとしています。必要書類、支払いまたは引受けの条件、費用、紛争処理を事前に銀行へ確認してください。銀行の書類手続きは衣料品質の検品の代わりではありません。支払方法の利用可否は案件ごとに確認します。
仮の計算例:注文と別払い費用
以下は資金計画を示す仮の米ドル金額であり、WTBF の見積もり、条件、業界標準ではありません。製品注文総額を 10000 米ドルとし、注文確認で 30%、指定の量産前サンプルを書面承認した時に 40%、指定の量産検品結果を合意どおり処理し出荷可能数量を確認した時に 30% を支払い、売り手が最終回の着金後に貨物を出荷許可すると書面合意したと仮定します。サンプル費 500 米ドルは別払いで注文額に充当せず、買い手は運賃 700 米ドルを別途支払い、他の費用はないとします。表の日付は予定にすぎず、実際の期限と支払いは合意条件と実績に基づき更新します。
| 予定日 | 仮の出来事 | 買い手の予定支出 | 製品注文の未払い残高 |
|---|---|---|---|
| 第 1 日 | サンプル費を別払い | 500 米ドル | 10000 米ドル |
| 第 5 日 | 注文確認、総額の 30% を支払い | 3000 米ドル | 7000 米ドル |
| 第 20 日 | 指定サンプルを書面承認、40% を支払い | 4000 米ドル | 3000 米ドル |
| 第 45 日 | 指定ロットの検品結果を合意どおり処理し出荷可能数量を確認、30% を支払い | 3000 米ドル | 0 米ドル |
| 第 50 日 | 別途合意に従い運賃を支払い | 700 米ドル | 0 米ドル |
製品代金は 3000 + 4000 + 3000 = 10000 米ドルです。サンプル費と運賃はその注文代金に含まず、他の費用がない場合の総支出は 500 + 10000 + 700 = 11200 米ドルです。製品代金の完済はその注文代金が決済済みであることのみを示し、運送人への引渡しや倉庫到着を証明しません。運賃決済日と出荷日が同じかどうかも表だけでは判断できません。
量産前サンプルの承認が第 25 日に遅れ、この例で第二回の唯一の条件がその承認であれば、元の第 20 日は無効になった予定です。実際の承認日、支払期限、送金開始と着金の予定を更新し、その後の生産と検品も再確認します。他の支払いや出荷が同様に延期されるか、追加費用が生じるかは契約と双方が確認した変更によります。遅延だけで自動的に決められません。
分納や例外時には残高を再確認
貨物の一部だけを出荷許可する場合、注文と検品記録に照らして型・色・サイズ、ロット、出荷可能数、対応する単価を確認します。契約が分割払いを認めるか、支払済み前払金、一度限りの費用、残金をどう配分するかも調べます。型・色・サイズによって価格や合意が違う場合があるため、点数で均等配分すると決めつけてはいけません。双方が分納明細と改訂支払時期を確認してから未払い残高を更新し、未出荷分についても固有の条件と記録を残します。
共有できる記録として、注文・改訂番号、ロットと数量、段階、条件、証拠のリンクまたは番号、承認者と日付、金額と通貨、予定・実際の支払日、着金状態、未払い残高、未解決事項を記載します。支払証憑は対応する注文と請求書に照合します。受取口座の変更があれば、同じ変更通知だけに頼らず、事前に確認した独立の連絡手段で検証します。照合表は作業用であり、正式な合意や銀行の確認に代わりません。
商品見積もりの範囲はセーター見積比較ガイド、サンプル費と充当条件はサンプル費用ガイド、引渡場所と輸送責任は FCA・FOB・DAP ガイドを参照できます。支払い、引渡し、倉庫到着は調整すべき異なる事項であり、一つの確認は他の確認の代わりになりません。
問い合わせ時に伝える情報
WTBF 問い合わせページから、デザイン参考、糸と仕様、各型・各色・各サイズの数量、サンプル段階と未承認事項、仕向け地と希望入庫時期、検品・包装要件、協議したい支払段階と証憑を伝えます。ニットプルオーバーもデザインの参考にできます。供給者に案件に適用される見積範囲、サンプル費、支払手配、書類、日程を確認してください。価格、条件、納期は双方が確認する具体的な案件によります。
